取引構造の種類とM&A用語集
by match.asia
·
M&Aには聞き慣れない用語や概念が多く存在します。意思決定に役立つ一般的な取引構造とM&A用語を紹介します: 取引構造 100%売却: ビジネスを完全に売却してエグジットします。売却後はビジネスとほとんど関係がなくなります。売り手にとって最もクリーンな形ですが、買い手は全責任を引き継ぐため、最も詳細なデューデリジェンスを要求します。競合避止義務契約や従業員の権益保護などを定義する必要があります。 マジョリティ(過半数)売却: 50%以上の株式を売却し、支配権を買い手に譲ります。一部の株式は手元に残りますが、経営権はなくなります。買い手が経営責任を負い、売り手が株主として残ることで買い手側のリスクが軽減されます。売却後も会社に残る場合は、役割や責任、残りの株式の将来の扱いについて合意が必要です。 マイノリティ売却: 50%未満の支配権を持たない株式を売却します。引き続き経営権を保持します。買い手は将来的に残りの株式を買い取りたいと考える場合があります。マイノリティ株主としての買い手の発言権の範囲を合意することが重要です。 資本提携: 戦略的提携の一環として株式を売却します。ビジョンを共有しているかを確認することが不可欠です。 成長資金: 成長のために新規の出資を受け、引き換えにマイノリティ株式を譲渡します。投資額や特定の条件について合意が必要です。 M&A用語集 譲受企業(アクワイアラー): M&Aでビジネスを買い取り、経営権を取得する会社。 対象会社(ターゲット): 取引の対象となる会社。 支配株: 50%を超える保有比率。 シナジー: 2社が統合することで生まれる相乗効果。 秘密保持契約(NDA): 交渉中に共有された機密情報を漏らさないという契約。 EBITDA: 利払い前・税引き前・減価償却前利益。収益力を示す重要な指標。 純有利子負債: 有利子負債から現金・預金を差し引いたもの。 バリュエーション: 企業の評価価値。 LOI(基本合意書): 詳細な契約の前に交わされる暫定的な合意文書。 アーンアウト: 売却後の目標達成度に応じて、追加で対価が支払われる仕組み。 クロージング: 支払いが完了し、所有権が移転する最終ステップ。

